大阪市都島区 介護老人保健施設 東雄苑都島


 

 



  「そよ風の空気」

 そよ風の中で、その空気を感じとれるような時が最近あるだろうか?ふと、思ってみた。
よくよく考えれば、この数年いやもっと前からそのような事がなかったのでは・・・いったい何故なんだろう。

 特に生活全体に変化があったわけでもないのに疑問に思う。小さい頃はいろんな事に関心を持ち、肌でそれを感じ取っていた気がするが大人になるにつれてそういった感受性が薄れてきたのではないだろうか。
素直に喜怒哀楽が表現できない機械のような自分が確立されているようで、何か怖さを感じる時がある。

 現代の社会がすべて悪いとは言わないが、「ヒト」全体が冷たい雰囲気になっているように思える。
「自分さえよければ他人はどうなってもかまわない!」の自己中心主義者が増えていると聞くが、もしかしたら自分自身もその仲間に加わっているのでは・・・子供の頃はそうは思っていなかったはずなのに・・・
たぶん、そよ風の空気を感じ取れないのはそんな自分がいるからであろう。

 この文章はある人が書いたものであります。私がこれを読んだ時、心の奥で衝撃が走りました「本当にそうかもしれない」と。そういえば最近、空気を感じることなど思ったこともなかったからです。確かに子供の頃は素直に笑い、喜び、悲しみをだしていたが、心の奥からの喜びであったり、笑いであったりとかがないように感じます。何か作った偽りの表現であるように。


 ふと、本来人間が持っている大切なものを忘れかけているのではないかと自分自身に問いかけてみる。これからの人生において現在、忘れかけたものをどんどんと蘇らせて子供の頃に戻ってみるのもいいのではないかと思う。 その為には、もっと人と語り合いもっと自然に触れ、心に余裕がもてるようになればきっと「そよ風の空気」を感じることができるような気がします。

くるみちょこぱん